みんなの「親への手紙」 030 親の借金の質は、私の体


★名前 堀江千尋
★年齢 26歳
★性別 女性
★職業 保育教諭


 お母さん。
 私は、あなたをどうしても愛することができません。

 あなたは、ときに私や弟に身勝手な愛をぶつけ、ときには私や弟に対して無償の愛を求め続けてきました。
 物心ついたときから、私は殴られ続けていました。

 私が3歳のころから、あなたは仕事で疲れて帰ってきては大声で怒鳴り、上手くいかないことがあると平手で頰を叩き、拳でお腹を殴り続けましたね。
 それでも私は、それが親の愛だと信じ続けていました。

 3歳のある日、あなたはあなた自身の腕を私の目の前で切り裂きましたね。
 私があなたのことを嫌いだと泣き叫びながら。
 23年前ですが、今でもハッキリと覚えています。
 私の何がいけなかったんでしょうか。

 その後の記憶はありませんが、一命を取り留めたあとも、酔って帰ってきては「お前なんか産みたくなかった。早く施設に行ってほしい」とひたすら泣きながら、私に呪いのようにつぶやき続けましたね。

 私が小学2年生のある日から、腐ったごはんだけを残し、男の元へ行ってしまい、帰ってこない日もありましたね。
 きっと上手くいかない日常から、私に死んでほしかったのでしょうか
 その日から今まで、何度「死にたい」と願ったか、わかりません。

 ことあるごとに、「私はおまえに嫌われている」「嫌いなら早く家から出ていけばいい」と言っていましたね。
 どうやったら、そんなあなたのことを好きになれたのでしょうか。

 お父さん。
 あなたにも頰を叩かれたり、お腹を蹴られたり、汚い格好からクラスの男の子にバカにされたり、近所の人や女の子にも敬遠され、家にも学校にも近所にも、私の居場所はありませんでした。

 そんなつらい日常から、お母さん、あなたが働いていたスナックのオーナーの家に、私は入り浸るようになりました。
 オーナーは無条件で美味しいごはんを作ってくれるし、汚い格好をしていたらお風呂に入れてくれて、新しい服も買ってくれました

 気づいたら、オーナーから性虐待を受けていましたが、家に帰りたくなくて、私は誰にも言えませんでした。
 あとから知りましたが、お母さん、あなたはオーナーからお金を借りていたんですね。
 あなたは知らないかもしれませんが、そのお金の対価は私の体です。

 それでも私は、あなたがただ一人しかいない母親だと信じて、それまで一度も手を出したことはありませんでした。

 中学生だったある日、あなたは包丁を持って、私を殺そうとしてきましたね。
 私は「やっと死ねるんだな」と思って受け入れるつもりでしたが、ついていたテレビのドラマの「死にたくない」というセリフを聞いて、死にたくないことを思い出し、あなたを初めて蹴り飛ばしました。

 そこからは、友だちの家やオーナーの家に入り浸り、帰ることはなくなりました。
 私は何か間違っていたんでしょうか。
 何をどこで間違えたんでしょうか。
 ただ生まれて、生きて、両親の愛を欲しがったのは、罪なのでしょうか。

 そこから私は、誰も信じることができず、愛も素直に受け取ることができず、自分の体すら大事にできませんでした。

 今でも、口を開けば「金がない」、電話がかかってくれば「金を貸してくれ」。
 酒を飲む金と、タバコを買うお金はあるのに、よくそんなことを恥ずかし気もなく言えますね。

 私もあなたと同じ境遇になれば、気持ちがわかるかも知れないと思い、水商売をしてみたり、宗教に入信してみたりしましたが、あなたの気持ちがわかりません。

 今、私はまわりの人のおかげで定職につくことができ、それなりに幸せに暮らしています。
 必ず、幸せな結婚もするつもりです。

 そして私は、私の受けたことを他の誰もがくり返さないように、あなたが私にしたことを、これからいろいろなところで話すつもりです。
 あなたの老後の面倒は、絶対に見たくありません。
 それでは、お元気で。


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