★お名前 藤井(旧姓:波多江)倫弘
★性別 男
★年齢 48歳
★職業 生活保護
あんたへ
おいコラあんた!
…としか書き出しが思いうかばんよ。
たしか俺が4~5歳の時に、「漢字で郵便番号から番地まで書ける様になんなさい」って言いだして、出来んかった俺の人指し指の爪と指の間にマチ針刺したよな。
痛みでその後の記憶がないのは、俺が気絶したか、その時に精神障害を起こしたか、そのどちらかだろうぜ。
俺が2歳の時、あんたが親父を追い出したから、閉ざされた家で盲目的にあんたが正しいと信じきっとたから、高校の半ばまで、あんたを正しいと信じとったよ。
確かに、俺の右足はつま先が内側にねじまがって生まれて、あんたにいたらん迷惑かけた。
が、えんえんあんたから言われた、治療費がどーだこーだの嫌味は、世間の親は子どもに言わんらしいぜ?
振る舞いが飛んだ恥さらしやな?
それに、俺の右足は治療の過程で細くなったが、それを左の太さに戻そうと必死、異常なトレーニングをやらせたよな?
覚えてるか?
両手と左足首を後ろにしばり、右足だけで跳ねて家まで帰って来いって、田んぼの真ん中の畔に俺を置いていったよな?
俺は小学3年生で、帰るところは家しかないから、必死に跳ねたぜ。
そんでようやく街中に来た時、電柱に巻いてあったハリガネが、よろけた俺の胸に刺さった。
そんでも家に帰らんとって、必死に跳ねるが、血がたれて靴も足もヌルヌル。
バランスくずしてコケれば、左足すりむいて、さらに血でヌルヌル。
それで、アスファルトの上でもがいてたら、知らんおばさんが警察に通報してて、保護され、自宅へ。
パトカーの中で警察に聞かれて事情を説明したが、わけがわからないって顔された。
時代だねぇ。
俺は大切に家に帰され、あんたは警察にえんえん頭さげてたな。
そんでも、俺にはわかってた。
「このあと、殴られるな」ってな。
まぁ、その通りだったよな。
整形外科のDrは、「おたくのお子さんの右足はこれ以上太くなりません」って言ってて、あんたは診察室で怒鳴り声上げたが、エビデンスにもとづかん話は意味がねぇ。
おかげさまで、5年生の頃には日内変動おこすくらいには基地外さんに育ってしまいましたよ。
(※日内変動とは、体温・心拍数・血圧等の値や、覚醒-睡眠のリズム、精神症状などが、1 日の中で変動すること)
それからさかのぼって、大学1年の終わりに学費のお願いを土下座して頼んだら、「払わん」の一言。
納入2週間前に、そういう話はないぜ。
事前に話をするモンじゃないんですかねぇ?
未納がゆえに退学になったあと、近所の奥さんがたに「なんか退学してたみたいです」って話してた時は、さすがにあんたの異常を疑ったが、その通りだったっつーお話。
それから生成流転で、俺が28歳になった頃、アンタはへまをやらかす。
「どっちが偉いか」っていうつまらん喧嘩を菩提寺の役員とやらかして、当時の敵対宗教に鞍替えしたよな、あんた。
そんで、あんたの新しいところから連れて来たヤツは、後に詐欺罪で逮捕とか、怪しさ満載だよな。
まぁ、その詐欺師君、逮捕後、不起訴とかなかなかプロだったようで、その後はドロンしてるの、ご存じでショーか?
そんで、そんなところに移る気はないんで、俺は断固拒否したら、「殺す!!!」と怒鳴る日々。
しかし、寝言でも怒鳴るとか、あんた、相当狂ってるね。
朝日を浴びて、仕事がおわり、家にコソコソ帰ったら、寝る時間をあたえんように詐欺師君が御供をつれて宗旨替えの説得。
それから解放されて、寝れるかと思えば、「殺す! 殺す!」の怒鳴り声…。
これをなんというか、ご存じか?
拷問というのですよ。
そして、休日のみライフワークで音響の仕事してた俺だが、とうとう、私の商売道具を産廃屋に処分させるという暴挙に出られましたよね?
おおよそ1千万の価値があると御存じでしたでしょうか?
さすがに身の危険を感じたので、その日からホームレスになりましたが、あんたの愉快なお噂はいろいろ承っております。
ご自慢のカワサキの250ccで、わき見運転で赤信号無視で交差点に突っ込み、7m飛ばされ、首から下がマヒとか…。
いただいた莫大な保険金で、不自由なお身体で悠々自適な生活を送っていらっしゃるとか。
良心がおありならば、その資産すべて私に弁済していただきたい。
私は妻をとり、ささやかながらも、愛のある暮らしを送っております。
あなたの元ではかなわなかった、精神科の受診ができております。
あなたの元で受診したら、「家に火が付けられる!!!!!!!!」などと前時代的なことをわめきちらかし、阻止なさいましたね。
今では、3人医師を変えて受診しています。
3人の医師の意見はさまざまですが、あんたに対する診断は「自己愛性パーソナリティ障害」で一致しております。
今は人格障害と言ってはいけないとか…。
けど、どう言いつくろったところで、あんたは人格障害やね。
このままひきこもって、何もせず、あの世に行ってくれ。
これ以上、あんたの借金を払うつもりはねぇ。
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