★氏名 タカシ
★性別 男性
★年齢 41歳
★職業 無職
父へ。
あなたのつまらないプライドと暴力と酒が原因で、母さんと僕たち兄 妹がどれだけ苦しんできたか、わかりますか?
仕事をして家族を養えば、それが父親なのでしょうか?
仕事をしていたら、家族を殴っていいのでしょうか?
少しでも気に入らないことがあれば、怒鳴り、子どもの目の前で母さん を馬鹿にしてましたね。
ただでさえ暴力的な言動をしていたあなたが、酒を飲むと手がつけられ なくなり、母さんを怒鳴り、殴るのが嫌でした。
ひどい時は、母さんに火がついたタバコを押しつけたり、殴りすぎて何 度も骨折させてましたね。
そういう異常な状況の毎日の中でも、あの時の出来事が頭から離れ ません。
あの時、いつものように1階のリビングで、あなたが母さんを怒鳴り 、殴り始めました。
その音を聴くのが嫌でした。
あまりにも長く続くので、1階に降りてドアを開けて、「母さんを殴 らないで」と頼むと、あなたは「もう殴らないから」と言ったのに、リビングから僕を追い出すかのように無情にもドアを閉めました ね。
その先の記憶がありません。
母さんは、また怒鳴られ、殴られたのでし ょう。
その後、いつものようにケガしてたから。
あの時以来、僕は閉まっているドアを見るだけで、とても恐怖を感 じます。
あなたは、「母さんを殴ると気持ちいい」と言ったこともありました。
自分の子どもに、よくそんな台詞が言えますね。
最低で す。
薄暗い中、階段に座って、あなたが母さんを殴らないように、こらえて 怒鳴り声を聴き続けたこともありました。
あなたの怒鳴り声と暴力のせいで、僕は男性なのに男性が怖くて、 大声や怒鳴り声を聴くだけで、体がビクッとなり、硬直します。
あなたは2階の寝室に鍵をかけて、母さんを気絶寸前まで殴り続け たこともありましたね。
いや、気絶してましたよね。
あの時の母さんの腫れ上がった顔を見た時、あなたを父親として見 れなくなりました。
それまで、あなたに少なからず抱いていた感情が憎しみになり、あな たが死ぬことを願い始めました。
あなたは毎日のように酒を飲み続けて、それが1ヶ月以上続いたことも ありました。
もう限界になり、酔って寝ている酒臭いあなたを自分たちで車に乗せ 、途中で白バイに先導してもらって、病院に連れていったこともありま した。
あなたが飲む酒に、すり潰した睡眠薬を入れたこともありました。
ただ、あなたに大人しく眠って欲しかったから。
だって、その間、その時だけ、僕たちも安心して食事をして眠ることがで きるから。
絶え間なくそういう毎日が続くと、精神的に余裕がなくなり、笑 うことも、泣くこともしなくなりました。
だって、楽しいことなんかないのに、笑えないでしょう。
いくらあなたに泣いて頼んでも、怒鳴り声や暴力が止むことはなかっ たから、無駄だと思って、泣くのも止めました。
母さんや僕たち兄妹を奴隷のように使い、子どもの僕たちにタバコや酒を買 いに行かせてましたよね?
姉妹には夜道を行かせられないから、僕が率先して買いに行ってま した。
みんなは「買ってくるの、早いね」とか言って、僕も笑っていたけど、本当はまったくうれしくなかった。
高校生の時に、何がきっかけか忘れたけど、あなたがしていることは 虐待だと知り、担任に自分が虐待されているとうち明けたけど、担 任は何もしてくれませんでした。
しょせんは他人事だったのでしょう。
警察は何度も家にきたのに、あなたを逮捕してくれませんでした。
あらゆる虐待をし尽くしてきたクズのあなたを逮捕できない警察な んて、何の意味もありません。
児童相談所の人たちは、いとこが居候していた時に、いとこから「虐待 されている」と通報があったのに、僕たちのことは見て見ぬふりをしてい ました。
「児童相談所の人たちが警察に通報してくれていれば、助かったかもしれ ない」と、何度も思いました。
そうやって僕は生きる希望を失い、人を信じるのを止めました。
いつ新聞に載ってもおかしくない状況の中、本当によく生き延びれ たなと思います。
母さんは、僕たち兄妹を、自分の命を削って生かしてくれました。
母さん には感謝してます。
あなたはただ、自分のつまらないプライドのために酒を飲み、暴力を振る っただけ。
あなたは、人間じゃありません。
父親でもありません。
怪物です。
子どもの頃は、あなたが怖くて、あなたを怒らせないように、機嫌を伺 ってばかりだったけれど、20歳を過ぎる頃には、あなたを殺すことばかり考えてました。
警察があなたを逮捕しないなら、いっそのこと、あなたを殺せば自 由になれると思って。
でも、あなたみたいなクズを殺したところで意味がないし、見えない 傷が増えるだけだと気づき、やめました。
それまで、あなたをひたすら憎み続け、殺すことだけ考えてきたから 、それをやめた時の反動がすごかった。
鬱病と不眠症になりま した。
それでも死にたくなくて、どんなにまわりから馬鹿にされようが、ひ たすら耐えて過ごしてきました。
そして、長年願った両親の離婚が成立した時、あなたを憎み続け殺そ うとした自分には何もないと考えてしまって、 とうとう人生をあきらめました。
そんな人生の中、考えが変わる出来事がありました。
甥と姪の産まれた日です。
産まれたばかりの甥や姪を抱っこした時 、初めて「生きてきて良かった」と思いました。
あなたのように、女性と子どもに暴力を振るうかもしれないから、「自分な んかが誰かを幸せにできるはずがない。誰かと一緒になるべきじゃ ない」と考えて生きてきたけれど、甥や姪が成長するにつれて、「あぁ、やっぱり1人は嫌だ。誰かと一緒にいたい。つながりたい」と思 うようになりました。
2年半前から就労支援B型の福祉作業所に通い始めて、ウォーキ ングを始めました。
最初はきつかったし、さぼりがちだったけど、続けていくうちに、い つのまにか鬱病と不眠症が治ってました。
最近、次の段階に進もうと、近くの就労支援A型の福祉作業所を探してます。
何もかもあきらめていた僕が、ここまで立ち直れました。
昔の記憶がほとんどないことが、かえって良かったのだと思います。
目に焼き付いて離れない、忘れたい記憶もあってつらいけれど、未だ に生きる目的も目標もないけれど、それでも僕は先を見て、今を生 きています。
さよなら、過去のあなたへ。
※親から虐待された100名(10代~50代)の手紙集『日本一醜い親への手紙 そんな親なら捨てちゃえば?』をAmazonで購入される場合は、以下のリンクから
https://amzn.to/2IzOUhe
★dZERO(カード・スマホ・webマネー)
shop.dze.ro/books/75 ★サポート購入(10冊単位で購入し、有名人へ寄贈) http://letters-to-parents.blogspot.jp/2017/02/blog-post_1.html
★ネット書店
http://con-isshow.blogspot.jp/2017/10/letters-kanto-area.html
親から虐待された人、子ども虐待をなくしたい人、このチャンスに集まろう!
https://letters-to-parents.blogspot.com/2016/10/2019-kouen.html
※親から虐待された100名(10代~50代)の手紙集『日本一醜い親への手紙 そんな親なら捨てちゃえば?』をAmazonで購入される場合は、以下のリンクから
https://amzn.to/2IzOUhe
以下の方法でも購入できます。
★dZERO(カード・スマホ・webマネー)
shop.dze.ro/books/75 ★サポート購入(10冊単位で購入し、有名人へ寄贈) http://letters-to-parents.blogspot.jp/2017/02/blog-post_1.html
★全国の書店(注文して店頭受取)
★丸善&ジュンク堂(在庫◯をチェック)
https://honto.jp/netstore/pd-store_0628712043.html★ネット書店
http://con-isshow.blogspot.jp/2017/10/letters-kanto-area.html
親から虐待された人、子ども虐待をなくしたい人、このチャンスに集まろう!
https://letters-to-parents.blogspot.com/2016/10/2019-kouen.html
※下のSNSボタンで、このプロジェクトの応援を!