みんなの「親への手紙」 024 面前DV


名前 kotu
★性別 女性
年齢 22
★職業 会社員


 お母さんへ。
 私が小学校3年生の時、同窓会で再会した男と浮気をくり返して、その結果、パパとけんかの毎日でしたね。
 毎日毎日、不安で怖くて悲しくてたまりませんでした。

 パパももともと、亭主関白なタイプ。
 いつもママが怒鳴られ、引きづられ。
 それに負けじとママも暴言。
 大好きなママとパパがけんかをしているのを見ているのは、悲しかった。

 時々、浮気相手から電話が来てて、留守電に 「〇〇(ママ)を返せ。殺しに行くぞ。死ね」と。
 共働きだったから、小学校から帰って、誰にもバレないようにその留守電を消すことが、毎日の日課になっていました。
 ついにパパは、精神を病んでしまいました。

 そんなこんなで、私が小学校5年生の時、ママはパパが仕事でいなく、私が寝ている間に妹を連れて出て行ったね。
 どうして私は連れて行ってもらえなかったの?
 私は要らない子?

 その後、パパが離婚を拒み、裁判をしました。
 知らない大人の人が何人か家にやって来て、私の気持ちを聞こうとしました。
 でも、そんなんで私が本当の気持ちを言うと思いますか?
 もともと自分の気持ちを言えない私が、全然知らない大人に心を開くと思いますか?

 私の親権者は、パパになりました。
 正式に離婚が決まって、時々ママと会うことがあるけれど、私は貴方に不信感しかないです。
 「もう辞める」
 「もう浮気しない。子どもが大事だから」
 何度その言葉にだまされたことか。

 ママが出て行って、家事はすべて私が請け負うこととなりました。
 そんなことも、想定内だったはず。
 パパは、「女が家事をするのは当たり前。誰の金で生活できてると思うのか」が口癖だった。

 遊びたい盛りの私は、小学校5年生〜高校生、専門学校まで、毎日学校が終わって遊ばずに、買い物をして帰宅していました。
 帰宅して、すぐ家事をこなしました。
 おかげで友達は少ないです。

 それなのに、なかなかパパは認めてくれませんでした。
 「飯がまずい」
 「こんなんで足りると思うのか」
 少し意見や、希望を言えば、「お前は考えが甘いんだ。考えが違う。ズレている」。
 そう言われ、暴力の毎日でした。

 誰かに相談したかったけど、誰に相談すればいいのかわかりませんでした。
 「あぁ、ママがいたらな」
 「助けに来てくれないかな」
 何度そう思ったことでしょう。

 今も私は、自己肯定感の低さ、自尊心の低さに苦しんでいます。
 死にたくなって、涙する日も多くあります。

 今、 私は看護師となり、働いています。
 でも、ママに会うと必ず、「看護師はいいね。やってること変わらないのになんでそんなにお金が違うん」と、お金を無心してきますね。
 学費も家事をこなしなから、バイトと奨学金で何とかやってきました。
 私はママに愛されるために、これまでいくら渡してきたか。
 どんな思いで渡してきたか。
 ただただ愛されたかっただけなのです。

 いつか、看護師の知り合いをほめていたママを覚えています。
 私も看護師になれば、「偉いね」「がんばったね」と言ってくれると思っていました。
 でも、まったく違いましたね。

 パパの悪口を散々言った後、「あんたはあの人によく似とる。顔も。性格も」。
 そう言い放ったこともありますね。
 私のことも嫌いということでしょうか。
 どうしたらママは、私を愛してくれますか?

 今は福祉の仕事をしていますね。
 管理職についていますね。
 とても偉いですね。
 仕事熱心なのは、いいことだと思います。

 でも、貴方の子どもは、どうですか?
 幸せだと思いますか?
 福祉の観点からして、どうですか?
 他人の幸せを願う前に、まずは自分の子どもを幸せにしてくれませんか?

 愛してくれませんか?


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